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恫喝訴訟(SLAPP: Strategic Lawsuit Against Public Participation)は企業や団体が自らに都合の悪い批判意見や反対運動を封殺するために起こす訴訟である。都合の悪い意見や批判を封じるための嫌がらせを目的とした裁判である。高額の賠償金が請求されることが多い。

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2012/05/13 (Sun)
『ロマンスタウン』金持ち連中の卑劣さ
『ロマンスタウン』は韓国ドラマである。日本では家政婦を主人公とした『家政婦のミタ』が大ヒットしたが、『ロマンスタウン』も家政婦のドラマである。一見すると平凡であるが、問題のある一般家庭を舞台とした『家政婦のミタ』に対し、『ロマンスタウン』はセレブな街を舞台として家政婦とイケメン御曹司の恋愛模様を描くロマンティック・コメディである。

主人公スングム(ソン・ユリ)は貧乏と苦労の中で生きてきた。ドラマでは家政婦をせざるを得ない貧富の格差や雇い主の気紛れで解雇されるという厳しい現実を直視する。社会性を持たせながら、コメディとしての明るさを失わない。

その一因は立場の逆転をドラマチックに描く点にある。スングムは宝くじで大金を手に入れたが、それを隠したまま、家政婦として働き続ける。相手役のゴヌは御曹司であるが、ダサい肥満児であった。米国留学後に見違えるようになるが、金銭面では父親の試練によって一文無しにさせられる。

スングムは劇中で「おばさん臭い」と揶揄されているように地味であるが、明るさと健気さが次第に魅力的に見えてくる。『華麗なる遺産』のハン・ヒョジュを彷彿させる。韓国ドラマの元気さを再確認させる作品である。

『ロマンスタウン』は貧困家庭で育ったヒロインが宝くじで一等の百億ウォンに当選し、ハンサムに変貌した御曹司と恋に落ちる。お伽話のような展開であったが、後半は泥沼化する。

一番街のセレブも、それぞれに深刻な問題を抱え、金持ちから転落していく。一番の金持ちが元ヤクザという底の浅さである。金持ちと対比される家政婦連中も浅ましい。冒頭の少額の当選金の配分でも醜い争いを演じており、予想できたことであるが、予想以上の醜い争いが展開される。

キム・ヨンヒ(キム・ミンジュン)の台詞にあるように、金持ちにも金に汚い家政婦達にもウンザリである。だまされることが容易に予想される状況で、予想通りにだまされる展開はイライラさせられる。ステレオタイプでも心の貧しい金持ちと心の豊かな貧乏人という分かりやすい構図が物語には大切であると実感する。それ故に家政婦が金持ちに復讐するという展開になると面白くなる。散々浅ましさを見せつけられた家政婦仲間と示談してしまう展開も、金持ちへの復讐のための共同ならば理解できる。

そして宝くじと当選金の引き替えでは金持ちの嫌らしさを見せつける。相手の尊厳を無視し、自分の要求を全て押し通さなければ気が済まない。しかも自分の約束は少しも守らない。
http://hayariki.net/drama.htm#3
東急不動産(販売代理:東急リバブル)が不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りした東急不動産だまし売り裁判でも、東急不動産はマンションだまし売りで売買代金の返還を余儀なくされた。しかし、東急不動産は売買代金を返還する時期になると、登記について当初の条件とは異なる内容を要求した。マンションだまし売り被害者の林田力が当然のことながら拒否すると卑劣にも売買代金の返還を拒否した。林田力は屈服せず、最終的に当初の条件で支払いを余儀なくされたが、東急不動産の卑劣さを強く印象付けた(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社、93頁)。この経験があるためにドラマでの金持ちの卑劣さへの憤りは共感できる。
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